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水稲栽培と陸稲栽培の違い

水稲栽培と陸稲栽培の違い

いつも食べているお米ですが、どのように栽培されているのか知っていますか?

基本的には、田んぼで栽培されたお米が多いのですが、実は、畑で栽培されるお米もあります。

そこで、よく言われる言葉に「水稲栽培」と「陸稲栽培」があるのですが、どのような点が違うのか知らない方も多いのではないでしょうか。

「水稲栽培」と「陸稲栽培」の違いについてまとめてみました。

そもそも稲(いね)とは

イネ(稲、稻、禾)は、イネ科イネ属の植物で、属名「Oryza」は古代ギリシア語由来のラテン語で「米」または「イネ」を意味しています。また、種小名「sativa」は「栽培されている」といった意味を持っています。

収穫物は「米」と呼ばれ、トウモロコシやコムギとともに世界三大穀物の1つです。

イネ科イネ属の植物には23種77系統があり、このうち20種が野生イネで、2種が栽培イネです。

栽培イネの2種とはアジア栽培イネとアフリカ栽培イネで、結実後も親株が枯れず株が生き続ける多年生型と枯れ毎年種子で繁殖する一年生型があります。

アジアイネの系統

アジアイネには耐冷性の高いジャポニカ種(日本型)と耐冷性の低いインディカ種(インド型)の2つの系統がります。

ジャポニカ種(日本型)
日本、朝鮮半島、中国など温帯~亜熱帯の地域で栽培され、ジャポニカ種は温帯日本型と熱帯日本型(ジャバニカ種)に分けられます。
インディカ種(インド型)
インド、スリランカ、台湾南部、中国南部、東南アジアなど熱帯・亜熱帯の地域で栽培され、インディカ種(インド型)はジャポニカ種(日本型)以上に分化しています

水稲栽培とは

稲の水田による栽培を水田稲作と呼び、水田で栽培するイネを水稲(すいとう)と言います。

田に水を張り(水田)、底に苗を植えて育てます。

日本では、種(種籾)から苗までは土で育てる方が一般的であるが、東南アジアなどでは、水田の中に種籾を蒔く地域もあります。

なかには、深い水深で、人の背丈より長く育つ栽培品種もあります。

水田による稲作は、他の穀物の畑作に比べ、連作障害になりにくいといったメリットがあります。

水稲の種類

  • 灌漑稲
  • 天水稲
  • 深水稲
  • 浮稲

陸稲栽培とは

陸稲(りくとう / おかぼ)は、畑で栽培されるイネ(稲)のことを指し、野稲(のいね)とも呼ばれています。

水稲に較べて水分条件により厳しい畑状態に適したイネと位置づけられていますが、植物学的な違いは無く、歴史的にも古くから陸稲として栽培されたものから、水稲から品種改良されたものまで存在しています。

水稲に比べて草型が大きく、葉身が長大で根系が発達しており、粒も大きめなのが特徴です。

また、収穫率・食味は落ちる(特に粳米)ものの、水田を作らずに畑に作付けできることから育成が容易であることがメリットでもあります。

さらに、治水の問題で水田が作れない地方、国において栽培されています。

水稲と陸稲の違い

このように、水稲と陸稲の違いは、栽培する環境が大きな点としてあげられます。

また、稲の種類の違いはほとんどありませんが、現在は水稲・陸稲用に改良された苗が使われています。

ちなみに、日本では、水稲栽培されたお米が多く、平成17年水稲の収穫量は906万2,000tだった一方、陸稲の収穫量は1万1,900tにとどまっています。

陸稲は水稲に比べて食味の点で劣るとされ、日本においては近年では糯種などが栽培されているにすぎません。

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