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発芽玄米の危険性は嘘?体に悪い・毒とも…。

発芽玄米って体にいいんじゃないの?

健康志向の方にはよく知られている発芽玄米。

ダイエットをしている方や、体に気を配っている方はすでに愛用している方も多いと思います。

そんな中、「発芽玄米は危険」と聞くことが増えてきました。

実際に食べていて、体に悪い感じはしないのけれど、どうしてだろう…。

そこで、発芽玄米が危険と言われる原因についてまとめてみました。

胚芽の毒性(発芽毒)が原因

発芽玄米は発芽した後に乾燥させるので毒性が強くなっていると聞くことがあります。

この毒性(発芽毒)の正体は「アブシジン酸」で、このアブシジン酸は植物が発芽する際に必要とするもので、芽の出る植物にはあるものです。

  • 玄米
  • トマトの種
  • きゅうりの種
  • スイカの種

すべての生の種には、アブシジン酸があり、お米だけにあるものではありません。

しかし、このアブシジン酸は、発芽に必要な成分で、発芽してしまえば消えます。

そのため、米を発芽をさせてしまえば、毒性が無くなるため、危険性も無くなります。

発芽毒が与える影響

アブシジン酸を摂取すると、身体内のミトコンドリアが悪影響を受けます。

ミトコンドリアが悪影響を受けると、エネルギーが十分に作れなくなり、疲れやすくなってきます。

低体温、体内酵素の働きが鈍くなるなど、免疫力も低下にも繋がります。

水に長時間浸す

こういった発芽毒を無毒化させる方法としては、長時間水に浸すことです。

乾燥させた発芽玄米を普通の玄米の2倍程度の時間をかけ浸しておけば無毒化するため、問題なく食べることが出来ます。

冬なら24時間~36時間、夏なら12時間~24時間程度、水を換えながら浸けっぱなしにして下さい。

少しでも時短をしたいという人は研いだ玄米をフライパンで10分乾煎りすると良いです。

アブシジン酸が熱に弱いので、玄米がパチパチ音を立てるくらいなるまで乾煎りすると無害になります。

発芽玄米を食べても問題はない

結局のところ、発芽玄米は安全なの?という疑問ですが、食べても問題ありません。

精米機がなかった時代の人は、当たり前のように雑穀や玄米を食べていて、固い玄米を柔らかく食べるために、長時間水に浸し、十分にふやかしてから炊いていました。

その行為の中に、発芽毒を無毒化する知恵が含まれていて、現在も使われている行為です。

しっかりと浸水し、炊くといういつもの行動で、無毒化されているので、気にすることはありません。

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